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世界の著名人がおすすめした、サピエンス全史(上)の概要と感想

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非常にいまさらではあるんですが、サピエンス全史(上)読みました。

流行った理由はビル・ゲイツ氏が昨年おすすめ本として紹介したことをはじめ、

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ザッカーバーク氏などの名だたる方が絶賛したことに始まっていてNHKとかでも番組になった気がする。

 

この本では最初に人類が1種類しかいない事が当たり前だと思っていることに疑問を投げかけています。動物は全てがいずれかの科・属に属しており、そのほとんどが1つの属に2種以上存在していることを例に挙げます。(隔絶された島などで独自の進化を遂げたものを除いて)

 

にもかかわらず、全世界に生息している人間はホモ・サピエンスしかいないのか・・・

 

 

サピエンス全史

 

この奇妙な状態を紐解く事から始まります。

他のホモ属(人類)がどのように淘汰されて今のホモ・サピエンスのみが残ったのかについて事実や論争されている説の紹介などなかなか興味深いものでした。

 

ホモ・サピエンスは以下の3つの革命を得たからこそここまで広く生息域を広げられたのだと著者は言っています。

 

  • 認知革命
  • 農業革命
  • 科学革命

 

一番興味深かったのは最初の認知革命です。そこだけ簡単にご紹介をしたいと思います。

 

虚構が協力を可能にした

今からおよそ7万年前。大柄で逞しかったネアンデルタール人や、200万年も生き続けていたホモ・エレクトスに比べ、あまり特出した特徴を持たなかった私たちの祖先、ホモ・サピエンスがなぜか生き残った。

その理由が、認知革命によって生まれた虚構による協力だったとのこと。

他の動物にみるコミュニティでは、最大でも100個体の協力しかできない。これは血の繋がりなど直接的なものを必要としていた為です。そして、これは他のホモ属も同様だったと言います。

それに対し、認知革命により虚構を信じられるようになったホモ・サピエンスは神や宗教の様な共通して信じるものを作ることで、数千・数万の協力ができるようになり、他を淘汰していったのではないかということでした。

これが認知革命と呼ばれるものです。

 

 

 

上巻はここから、文字を取得したことによって人類がどのようになっていったのかなどを書いてくれています。そして下巻では科学を得て人類はさらにどう発展していくのかを書いているらしいです。

 

ITに関わる著名人がこぞってサピエンス全史を絶賛しているのか。AIなど、科学技術の発展の先に何を見出すのかを知るために過去を学ぼうという事なのかなと勝手に思いつつ、かなり先が気になっていて早く下巻読みたいので、さっそく読んできます。

 

では、下巻を読み終わったころに